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"The Social Network"の脚本を読む (8)

前回まで:


映像と翻訳(字幕)はソーシャル・ネットワーク 【デラックス・コレクターズ・エディション】(2枚組) [DVD]を,元となる脚本は以下のpdfを使用している.

http://flash.sonypictures.com/video/movies/thesocialnetwork/awards/thesocialnetwork_screenplay.pdf
なお,この文章中で引用される文章はすべてthesocialnetwork_screenplay.pdfに依拠している.

pp.143-163

MARK
He still owns 7% of the company. All you had all day was that salad. You want to get something to eat?
(p.160)

映画のラストのシーン.ショーンは事件を起こしたけれども未だに7%のstockを持っていると言っている.株式の新規発行の時点でショーンは6.47%を持っているという話だったので,身は引くことになったがstockは変わらずに持ち続けているという感じだろうか.


MARYLIN (pause)
Pay them. In the scheme of things it’s a speeding ticket. That’s what Sy will tell you tomorrow.
(p.162)

訴訟額に上乗せして和解するべきとショーンに説得するシーン.「speeding ticket」は速度違反のキップのこと.

まとめ

以上で「"The Social Network"の脚本を読む」のシリーズは終了になる.当初は英語の勉強として読み始めた脚本だが,映画を観るだけでは追えないような細かい部分が予想以上にあって,非常に興味深く面白かった.この映画が好きな自分にとっては,理解が深まって非常に嬉しいと同時に,やはり字幕では文字数などの制限によって様々な情報が削げ落とされていると実感した.自分の英語のスキルではまだまだ字幕無しで鑑賞できるような状態ではないが,せめて字幕を読みつつ英語を聞いて補完していくくらいにはリスニングと教養を深めていきたいと思う.